伊豆おでかけ観光ガイド
静岡県伊豆市
修善寺温泉
歴史浪漫や情緒あふれる温泉街
 平安時代に川原で病気の父親の体を洗う少年のため、弘法大師が独鈷を用いて岩を砕くと湯が湧出したと伝わる古湯。鎌倉時代には、源頼家が修禅寺に幽閉され暗殺されたことから、源頼家の墓指月殿など源氏に関する史跡が多く残る。また、明治時代には多くの小説家が訪れている。
 温泉街の中心に桂川が流れ、両岸に旅館や飲食店が並ぶ。川の中には温泉街のシンボル・独鈷の湯がある。
修善寺温泉旅館協同組合HP
独狐の湯
修善寺温泉街中心 桂川の河原に湧く
 修善寺温泉のシンボル的な存在。病気の父の手足を桂川で洗う息子の姿に心うたれた弘法大師が仏具の独鈷で岩を打ったところ湯が湧出した伝説が伝わる。修善寺温泉発祥の湯で伊豆最古といわれる。虎渓橋の近くの河原にあり簡単な小屋で囲まれている。

修禅寺
温泉街に鎮座する古刹
 807(大同2)年に弘法大師によって創建された古刹。温泉街のほぼ中央に鎮座している。当時の地名が桂谷だったため桂谷山寺とも呼ばれる。伊豆国禅院一千束と正史に記されたように、格式が高かった。鎌倉時代には、ここで源頼朝の弟・範頼の自刃、2代将軍・頼家が暗殺された。宝物館「瑞宝蔵」では、源氏ゆかりの寺宝が展示されている。

修善寺虹の郷
広い丘陵に広がる花と緑の公園
 人と自然と文化がテーマの自然公園。玄関にイギリス17世紀の田舎が再現されたイギリス村をはじめ、カナダ村、フェアリーガーデン、日本庭園、匠の村、伊豆の村、インディアン砦のエリアがある。イギリス村とカナダ村の約1kmをのんびり走るのは、イギリスの鉄道をまねたロムニー鉄道。また、花菖蒲や梅、藤など大規模な花園が目を楽しませる。他にもゆっくり見たい施設が多い。
修善寺虹の郷HP

修善寺梅林
富士を背景に約1,000本の紅白梅
 小高い丘稜に約20種1,000本の梅林が広がっている。樹齢100年を越える古木もある。花のシーズンに合わせ、2月初旬から3月中旬まで、「梅まつり」が開催される。
 園内には岡本綺堂「修禅寺物語」の記念碑などの文学碑が点在する。また、茶室「双皎山荘」では野点を楽しむことができる。
 修善寺温泉の北、虹の郷の近く。

達磨山高原
駿河湾と富士山を見渡す絶景地
 修善寺温泉から戸田へ向かう途中。達磨高原レストハウスがあり、展望台が隣接する。ここからは海岸線が湾曲する駿河湾と沼津・三島市街地、そして富士山全景の眺めが素晴らしい。レストハウスではこの景色を眺めながらの食事が楽しめる。オートキャンプ場やロッジなどもあり、散策を楽しめるきよせの森が隣接。360度の大パノラマが広がる金冠山(標高816m)までは徒歩約30分。

サイクルスポーツセンター
いろんな自転車を楽しめる
 自転車アトラクションや温泉など、家族でレジャーを楽しめる遊園地。サイクリングやフットサルの設備も充実し、スポーツ合宿にも適している。
サイクルスポーツセンターHP

浄蓮ノ滝
狩野川の上流に架かる落差25mの滝
  天城峠への道途中で、文学や歌謡で有名になった。バス停前の売店から遊歩道を300m程下ると滝壷へ着け、比較的楽に探勝できる。周囲には天城の原生林が生い茂り、天然記念物のハイコモチシダやハイコモチシダが群生する。清流を利用した天城常設国際鱒釣場やワサビ田も見られる。

天城山隧道
石造道路隧道で国内最長・最古
 通称は旧天城トンネル。標高711mの天城峠をくぐり抜けるトンネルで、1905(明治38)年に開通した。
 以来、伊豆の交通を支え、小説や歌などに幾度と登場し今でも知名度が高い。
 国内で最長・最古の石造道路隧道で、このジャンルでは初めて国の重要文化財。

昭和の森
 1930(昭和5)年に昭和天皇が天城の八丁池に行幸されたことから、1978(昭和53)年に昭和天皇在位50年を記念して天城山が昭和の森に指定された。天城峠一帯の1,600haの国有林地内、多くの文化人の作品などが展示されている昭和の森会館(道の駅 天城越え)を中心に憩いの森天城山昭和の森自然休養林が整備された。森林浴の森百選。
太郎杉
樹高53m 天城山中最大の巨木
  樹齢は推定400年。周辺の樹木を圧倒する大きさで、姿が美しい。林道から見上げる位置にあり、より高く感じる。バス停・滑沢渓谷入口から徒歩25分。車行けるが、かなりの悪路。滑沢渓谷の遊歩道を通るハイキングコースとして親しまれている。

八丁池
神秘的な雰囲気 天城山中の火山湖
 標高1,125mにある天城火山群の火山湖。池の周囲が八丁(約560m)あることが名の由来だが、実際は約560m。
 池の南側には見晴台があり、富士山の山頂部も見える。
 池まではハイキングコースが整備されているが、その中には1930(昭和5)年に昭和天皇が歩かれた御幸歩道があり、記念碑もある。途中、ブナやヒメシャラなどの樹木が続き、多くの野鳥を観察できる。

万城の滝
高さ20m 迫力のある水勢
 滝の裏からも見ることができ裏見の滝とも呼ばれるが、現在は崩落の危険があり裏へは立ち入り禁止。滝の周辺には森の駅やキャンプ場、わさび田、紫陽花広場などがある。駐車場から滝までは徒歩3分程。
萬城の滝キャンプ場HP

天城高原
シャクナゲやヤマツツジ咲く高原
 天城山を望む標高900m程の高原。ヤマツツジやマメザクラ、アマギシャクナゲ、アマギアマチャなどが群生。時期に散策して花を楽しめる。アマギシャクナゲの見頃は 5月下旬〜6月上旬。
 天候に恵まれると富士山も見える。
 伊豆スカイランの終点で、リゾート施設や別荘が点在する。
天城高原ベゴニアガーデン
バラミステラス
色鮮やかなベゴニアの花がいっぱい
 温室の広い空間にベゴニアの花が咲く「花のファンタジア」をはじめ、バラの花が咲くローズエリアやローズドームなど。天城高原の豊かな自然環境の中で様々な花や山野草を観賞できる。
天城高原ベゴニアガーデン
バラミステラス
HP

土肥金山 といきんざん
江戸時代に栄えた金山の様子を再現
 江戸時代に幕府直轄の金鉱として繁栄した金山。1965年(昭和40)に廃坑となるまで、100km以上も採掘され続けた。実物大の人形を置いて江戸時代の採掘風景を再現した約400mの坑道の見学、砂金採り体験(30分間採り放題)などが楽しめる。
 黄金館には、世界一の巨大金塊や金山の産出品などを展示している。
土肥金山HP

恋人岬
永久の愛がかなう?展望台
 岬の先端・展望台からは駿河湾の展望が良く、ここに設置されたラブコールベル・愛の鐘を相手の名前を呼びながら3回鳴らすと恋が実るとされる。事務局で恋人宣言届に署名をすれば、恋人宣言証明書(無料のものと500円のものと2種類がある)を発行してもらえる。

土肥温泉
 土肥金山開発中に坑口から湯が湧出したのに始まり、1905(明治38)年に温泉街としての開発が始まった。泉質は、カルシウム・ナトリウム一硫酸塩、塩化物温泉。
 海沿いや街中、山側に様々なタイプの旅館や民宿があり、元湯温泉など共同浴場も点在する。



伊豆の踊子号
情緒たっぷりなボンネットバス
 観光用に復活したボンネットバスとしての先駆け。修善寺駅から昭和の森会館までを走る。路線バスで、女性の車掌が踊子の着物を着て乗務している。運行は、3月中旬から11月の日祝日(運休日あり)。
東海バスHP



伊豆市観光協会HP