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2017.9.9更新
そそり立つ岩峰群 国内屈指の渓谷美
「昇仙峡」 山梨県甲府市・甲斐市
PHOTO 宮嶋淳 他
高さ約180mの覚円峰をはじめ、仙娥滝や石門など巨岩が織りなす一級の峡谷美。四季折々の美しさも際だつ。県庁所在地の中心街から近い一級の景勝地という点も希少。国の特別名勝。


長潭橋
長潭橋ながとろばし
1926(大正14)年竣工、県内最古のコンクリートアーチ道路橋。
昇仙峡歩きの起点となり、ここからのコースは昇仙峡のフルコース。途中の「グリーンライン昇仙峡」バス停付近までは一般道だが、車両一方通行(土日祝日は車両通行止め)規制で、散策でも昇仙峡を楽める。その先は遊歩道となる。全行程約4.5km。

遊歩道入口

遊歩道入口付近の渓谷

大砲岩

オットセイ岩

松茸石

松茸石付近の渓谷
長潭橋上流は、大砲岩、オットセイ岩、トーフ岩、猿岩、ラクダ石、松茸石、五月雨岩、松茸石など、様々なものに例えた奇岩が続く。

愛のかけ橋
愛のかけ橋
吊橋。ここを男女で渡ると、愛が結ばれるという伝説があるという。対岸には道がないので、橋をまた戻る。

羅漢寺橋
羅漢寺
羅漢寺橋を渡ると境内へ。開基八百余年で、かつては羅漢寺山の中腹にあり修験道場だった。寺には日本最古の木像という五百羅漢像が安置されている。弘法大師作とされ、当時は彩色もされていた。長い年月で、火災や老朽で失われたものも多いが、現在でも154体が残っている。

羅漢寺入口

羅漢寺本堂

五百羅漢堂

五百羅漢像

覚円峰
覚円峰かくえんぽう
昇仙峡一の景勝地・で、約180m直立する花崗岩の奇景。まさに、深山幽谷。急峻で迫力があり、渓谷から見上げることができる。覚円という僧侶が岩頭で修行したことが名の由来。ちなみに、岩頭は畳が数畳敷ける程度の広さがある。
石門
自然の浸食でできた巨大な花崗岩のトンネル。人が余裕で通れ、岩と岩の間はわずかに離れている。
長田円右衛門の碑
昇仙峡の道を江戸時代後期に切り開いた長田円右衛門。1843(天保14)年、昇仙峡周辺に暮らす人々の生活向上がきっかけだが、多くの人が昇仙峡を訪れるようになった。中央線開通後、与謝野晶子、芥川龍之介、伊藤左千夫など文人達も訪れ、その歌や句により名がさらに広がった。
仙娥滝せんがだき
昇仙橋を渡ると激しい水の音がしてくる。高さ30m、地殻変動で生じた断層を落下。夏の夜には滝のライトアップがされ、紅葉は見頃が10月下旬から11月上旬頃。付近は禁漁区で、天然のイワナやヤマメがよく生息している。

昇仙橋からの渓谷

仙蛾滝の上
滝の上に出ると、すぐ土産物店街。バス終点「昇仙峡滝上」や「ロープウェイ乗り場」が近い。
甲府駅から約12km、車で約25分。甲府駅からのバスもあり、「昇仙峡口」までは所要29分程。バスの終点「昇仙峡滝上」(所要48分程)から渓谷を下ることもできるが、迫力ある美しい風景をより楽しむには上りコースがおすすめ。

現地の看板

現地の看板

現地の看板

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