おでかけ観光ガイド(日本の旅ドットコム)TOP スマホ向提携サイトへ

明治3年点灯 日本初の石造灯台
樫野埼灯台 和歌山県串本町
(紀伊大島)

マークのある写真は拡大できます。 2017.3.17更新
紀伊大島の東端。1870(明治3)年に初点灯した日本初の石造灯台。
日本の灯台の父と呼ばれるイギリスの建築家「リチャード・ヘンリー・ブラントン」が、日本で初めて設計したもの。
閃光が回転式というのも日本初で、海の安全へ現在も活躍している。

アメリカ、イギリス、フランス、オランダと改税条約で建設を約束した8ヶ所の条約灯台のひとつ。
※他の7ヶ所は、観音埼(神奈川県)、野島埼(千葉県)、神子元島(静岡県)、剱埼(神奈川県)、伊王島(長崎県)、佐多岬(鹿児島県)、潮岬(和歌山県)。
本州最南端近くの潮岬灯台はここからおよそ10kmの距離で、同時期に仮点灯した。
2002(平成14)年に螺旋階段で上る展望台ができた。
周辺の素晴らしい景観を一望できる。
灯台横の展望台から

樫野崎灯台旧官舎
灯台と共に1870(明治3)年に建設された。
こちらも、リチャード・ヘンリー・ブラントンの設計。日本最古の洋式石造灯台官舎。国登録有形文化財。
内部見学できるが、館内撮影禁止。入館料100円(中学生以上)。
1890(明治23)年にオスマン帝国(現在のトルコ)の特派使節を乗せた巡洋艦「エルトゥールル号」が沖で暴風雨のため遭難し沈没。光を求めて這い上がりたどり着いたのが、この玄関前。言葉が通じないので、当時の灯台守が国際信号旗を見せてオスマン帝国の人だと知った。
灯台前にあるトルコ共和国建国の父「アタチュルク騎馬像」
灯台を囲む塀の周りを散策できる。
12~1月頃に水仙の花が咲くが、明治初期に常駐したイギリス人技師が植えたのが始まり。
駐車場から約600m、徒歩約8分。
途中、トルコ記念館やエルトゥールル号遭難慰霊碑がある。

現地の案内板


おでかけの際は最新情報をお確かめください。
おでかけ観光ガイド(日本の旅ドットコム)TOP スマホ向提携サイトへ