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溶岩で形成された断崖絶壁
城ヶ崎海岸
JYOUGASAKI KAIGAN
静岡県伊東市
大室山系の噴火による溶岩が侵食された迫力ある断崖絶壁の海岸が続く。黒い岩肌と紺碧の大海原のコントラストが鮮やかで、壮観な眺めが続く。長さ48m、高さ23m、海の吊橋で知られ、ピクニカルコースと自然研究路、2つのハイキングコースが整備されている。富戸港の遊覧船で海上からの海岸風景も楽しめる。
門脇吊橋(海の吊橋)
城ヶ崎海岸の形成
 約3,700年前に噴火した大室山の溶岩のうち、東に流出したものが海に達し、海水で冷やされ固まった溶岩流の中から更に何本もの溶岩流が流れ出た結果、現在のような地形になった。
魚付保安林に指定
 城ヶ崎海岸の保安林は「魚付保安林」に指定されている。「魚付保安林」とは、海岸に森林があると海岸に魚が寄り付きやすい、という事もあって沿岸漁業の保護を目的としている。
 この海域で獲れるのは、ブリ、ソウダガツオ、アジ、ボラなど。
「城ヶ崎自然研究路」入口付近より
日蓮崎俎岩(奥に見える島は利島)
灯明台からの門脇崎灯台方向
対島の滝(たじまのたき)
□日本一の公衆トイレ
 城ヶ崎海岸一帯にある7棟のトイレと「さくらの里」のトイレ2棟、計9棟のトイレは日本トイレ協会より日本一と発表された。つけられた名前もユニーク。
@さくらの里(手水庵)
Aさくらの里(さくらのお陽殿)
Bぼら納屋前(潮騒の手水処)
C伊豆海洋公園前(磯の香和家)
D蓮着寺境内(篠海の青椿堂)
E門脇岬(半四郎の落し処)
F富戸港(払スイセン`86)
G門脇岬(磯菊の詩野箱)
Hいがいが根(いがいがの静落庵)



★伊豆急行「城ヶ崎海岸」駅から入口まで徒歩約15分。
★有料駐車場あり。

※2012.10.29制作。
おでかけの際は最新情報をお確かめください。





周辺広域
城ヶ崎ピクニカルコース
 全長約3km、海のハイキングコース。起点は富戸港「ぼら納屋」前、終点は伊豆海洋公園前。所要時間は70〜90分程度。
 起点までは、伊東駅より東海バス「川奈ホテル経由海洋公園」行きで「城ヶ崎口」下車、徒歩5分。
富戸の魚見小屋
 ボラ漁のための見張り小屋兼司令塔だった。富戸のボラ漁は永い伝統があり、江戸城御用をつとめた事もあるほど。この小屋は県に残るものでは唯一のもので、1998(平成10)年に再現された。
ぼら納屋
 1626(寛永3)年に紀伊家が建築し、その後増改築が続けられた。ボラが回遊するころにはここに漁師たちが住み込み、ホラ貝や旗を合図に出漁して、水揚げしたボラを江戸城に献上していた。この漁は1964(昭和39)年まで続けられていたが、ボラ漁が衰退したため撤去される運命にあったところ、地元の手で復元され、現在では磯料理の味わえる店となっている。
幕末の砲台跡
 黒船来航の際、この地を管理していた沼津藩水野氏が黒船来襲に備えて四門の砲台を据え付けたところ。煙硝には、伊豆の硫黄樟脳が使用された。
「城ヶ崎ブルース」歌碑
 1968(昭和43)年、ムード歌謡グループの「黒沢明とロス・プリモス」によってリリース。この曲がヒットして、城ヶ崎海岸を訪れる観光客が増加した。歌碑は門脇吊橋(海の吊り橋)の脇。また、同グループは「雨の城ヶ崎」という曲も出している。この歌碑あたりからは、天気が良いと伊豆大島が一望できる。
門脇吊橋(海の吊り橋)
 半四郎落しと門脇岬の間の海触洞にかかる、長さ48m、高さ23m、定員100人「海の吊橋」で、城ヶ崎ピクニカルコース」のハイライト。
門脇吊り橋から山側
門脇埼灯台
 1960(昭和35)年に設置された灯台で、現在の建物は1995(平成7)年に改築されたもの。高さは24.9mで、地上17mのところに収容人員30名の展望台があり、晴れた日には遠く伊豆七島や天城連山を一望することができる。光の届く距離は18海里(約33.3km)。
灯台内部 灯台の下を望む
灯台から南側の海岸を望む
半四郎落とし
 昔、この地に半四郎とおよしという、仲の良い夫婦が住んでいた。ある日海にトジ(海藻のひとつ)刈りに出かけた半四郎は、誤って海に落ちてしまい、命を落とした。それを聞いたおよしはたいそう悲しみ、海岸へ来ては立ち尽くして涙を流す日が続いた。以来、ここ城ヶ崎一帯には毎年秋になると、飛び散ったおよしの涙にも似たイソギクの花が咲くようになり、人はいつしかこの地を「半四郎落とし」と呼ぶようになった。
 「半四郎の落し処」という名の公衆トイレがある。
穴口
 大室山火山の溶岩が流れ出た跡がトンネルになり、トンネルの天井が陥没した後に橋をかけた。そこから下を覗くと、はるか奥深い洞窟の奥に海水が打ち寄せるのが見える。この付近にはアキグミが多く自生している。
ヒメユズリハの群落
 門脇岬の背後のごく狭い面積に、ヒメユズリハの群落がある。このヒメユズリハの分布は本州の太平洋側で、福島県南から南は琉球までの海岸地方に自生している。ここの軍区は70余本の群落をなし、平均周囲80m、高さ16m位あり、伊東市の天然記念物に指定されている。
伊豆海洋公園(伊豆四季の花公園)
 「城ヶ崎ピクニカルコース」の終点。ビロー椰子やワシントン椰子を植えた海岸は南国ムードいっぱい。
 夏は50mの海水プールや岩を利用した自然のプールが人気を集めている。
 アジサイの原種を集めたあじさい苑や、体験ダイビングの楽しめるダイビング施設も完備している。
 伊豆急行線「伊豆高原」駅から東海バス「伊豆海洋公園」行きで10分、終点下車。入場料500円。
※ここから門脇吊り橋までは徒歩約20分。
城ヶ崎自然研究路
 全長約6kmの海のハイキングコースで、起点は蓮着寺前、終点は八幡野港となっている。所要時間は、成人男性で約2時間半、ゆっくり歩いて3時間程度。但し、全般的にアップダウンが激しいうえ、一部に山道部分を有しているため、コースを全区間歩く場合はスニーカーなどのハイキングスタイルが望ましい。
蓮着寺(れんちゃくじ)
 鎌倉幕府から伊豆に流された日蓮上人は、現在の日蓮岬の沖にある「俎岩」に置き去りにされたと伝えられており、後に当地を治めていた小田原北条氏の今村若狭守が、ゆかりにちなんで祖師堂を建て、付近の土地七十町歩を寄進したのがはじまり。広大な寺の境内の美しい自然林の中には、上人ゆかりの「袈裟かけの松」や「石食いのモチの木」などがある。
袈裟掛けの松
 「俎岩」に置き去りにされた日蓮上人が、当地の漁師弥三郎によって助けられ、地上に上がった際に濡れた袈裟と衣を掛けられたといわれている松の木。樹齢700余年を経て周囲4.6m、樹高34mの大木となる。1934(昭和9)年に発生した周囲の林野火災が原因で枯死、現在では根株の跡を残すのみ。この火災の時日蓮岬の松の群生林も焼けたが、蓮着寺奥の院は火勢を寄せ付けず消失を免れ、これは仏天のご加護であると人々を驚かせた。
蓮着寺のヤマモモ
 蓮着寺境内の美しい自然林の中には、国の指定文化財(天然記念物)に指定されているヤマモモが自生している。この境内にある大きなヤマモモの木は、雌木で大きさ・姿・形とも国内有数のものである。樹齢は約千年。
*根回り   7.20m
*樹高   15.00m
*枝張東西 22.00m
 ヤマモモの果実は食用になり、樹皮は染料として昔から活用されてきた。この城ヶ崎から浮山にかけての一帯は昔からヤマモモの群生地として知られており、またヤマモモの実がなる最北端と言われている。地元では「やまも」、「やんも」の名前で親しまれており、伊豆急行線各駅の自動販売機などでは「やまももドリンク(ジュース)」が販売されている。
俎岩(まないたいわ)
 日蓮崎のところにある平らな岩で、日蓮上人がここに置き去りにされたと言われている。天気がいいとこの岩の向こうに利島を望むことができる。
篠海灯明台(ささみとうめいだい)
 蓮着寺住職・田辺日浄が近海航行の船舶に救いの灯をと、1916(大正5)年頃 日蓮崎突端に石油ランプの灯明台を造り、夜毎灯し続けられ「法界万雪灯」ともいわれた。現在はその跡と、1922(大正11)年に建てた常夜灯碑が残っている。
 ここからの伊豆大島の眺めが最高。左のほうを見ると、門脇埼灯台が見えるカメラスポット。
いがいが根
 約3,700年前に噴火した大室山の溶岩と草原が広がっているところ。山林の中を進む区間が多い「城ヶ崎自然研究路」の中で、一番風景が良いと言われている場所。天気がいいと、青い海と伊豆大島、利島など伊豆の島々を一望できる格好のカメラスポットと言われている。
びゃくび
 リアス式海岸である城ヶ崎海岸の中でも、とりわけ険しさを見せてくれる場所。ゴツゴツした崖と、渦を巻く潮が見もの。
橋立
 約3,700年前に噴火した大室山の溶岩が海中に流れ込み、急激に冷やされて出来た柱状節理が最もよく観察できる場所。
大淀・小淀
 橋立吊り橋近くの岩礁にある大小の汐溜りは昔から大淀・小淀と呼ばれており、自然が造成した天与のプールとして周囲の人々に親しまれている。「橋立吊橋」からだと、左方向に見える。
橋立吊橋
 長さ60m、高さ18m、定員20名の「海の吊橋」。眼下に波が砕け、「門脇吊り橋」よりスリルあり。
水原秋桜子句碑
 「磯魚の笠子もあかし山椿」秋桜子自筆の句を刻み込んである真鶴産小松石の碑が、城ヶ崎海岸自然研究路橋立吊り橋の橋立広場に建てられている。秋桜子は清新自由な句境を求める「新興俳句運動」の一環として「馬酔木」を主宰、正岡子規の近代俳句樹立以後、俳壇の第一人者として活躍した。
「城ヶ崎自然研究路」
八幡野側入口
八幡野漁港
現地の看板より


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