東海地方 静岡県 伊豆エリア 熱海市

手水は温泉 歴史ある湯治の神「湯前神社」静岡県熱海市

2017年1月9日制作




熱海駅から坂道を下り、銀座交差点で右折。
ニューフジヤホテル前を通り、大湯間歇泉の斜め前にある小さな神社
温泉の神・少彦名神を祀っている。
749(天平勝宝元)年に里人が祠を建てたと伝わる古社。
源頼朝などからも信奉され、湯治の神として名が広まった。
徳川家康も社殿前の大湯に湯治で訪れた。
温泉の神様なので、石段脇の柱などには献上したホテルや旅館の名が刻まれている。
手水は湧き出たばかりの温泉。
暖かい水でお清めとは、古くからの温泉地ならでは。
源実朝歌碑 本殿
源実朝は1214(建保2)年に熱海の海に噴き出る大湯を見て詠んだ句。
「都より巽にあたり出湯あり 名は吾妻路の熱海といふ」
江戸時代には、この地から幕府へ温泉の湯を献上した。
そこで、「熱海湯まつり」が10月の第1土曜と日曜に開かれる。
「湯汲み道中」を再現したパレードや、献湯祭などが行われる。

神社前にある日航亭大湯は、徳川家康も入った由緒ある温泉。
現在でも、日帰り湯として利用できる。
また、「大湯間欠泉」もわずかな距離のところにある。






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