国内最高樹木の大楠がご神木
来宮神社
KINOMIYAJINJYA
静岡県熱海市
来宮神社本殿
創建は710(和銅3)年まで遡る古社。
漁夫の網にかかった御木像らしきものを、お告げで祀ったことが始まりと伝わる。
来福・縁起の神として古くから信仰され、927(延長5)年にまとめられた「延喜式神名帳」には「阿豆佐別神社」の名で記述された。
鳥居
稲荷神社
全国2位の巨樹・大楠
本殿左奥にある巨樹。貫禄ある太い幹に圧倒される。
推定樹齢2000年以上、樹高約20m、幹周り約24m。
平成4年度に全国2位の巨樹と環境省認定された。国の天然記念物。
いつも夜11時までライトアップされる。
伐採の危機を乗り越えて今日に
境内には元々7本の大楠があった。
嘉永年間(1848〜1854年)に漁業権を巡る争い「大網事件」が起こり、その訴訟費用捻出のため楠が次々伐られていった。
現在残っている楠に大鋸を当てようとすると、
白髪老人があらわれ両手を広げこれを遮るような仕草をした。
すると、大鋸は折れて、老人はどこかへ消えてしまった。
これは神のお諭しであると、伐るのを中止したという。
大楠は「不老長生」「無病息災」の象徴とされ、
まわりを1周すると寿命が1年延びる、また願い事がある人は適うと伝わっている。
第二大楠
幹は約300年前の落雷で大きくえぐられているが、今尚青々と茂っている。
驚くべき生命力から、健康長寿、心願成就の御幹とされている。

来宮神社へは伊東線・来宮駅から徒歩約5分。熱海駅からは徒歩約25分。
2015.9.15制作。
おでかけの際は最新情報をお確かめください。


周辺広域
来宮神社の説明(園内設置の看板)
大楠の説明(園内設置の看板)
大楠の説明(園内設置の看板)