奈良時代の養老年間に発見 |
伊豆山海岸の裏手、伊豆山神社の参道横にある全国唯一の横穴式源泉。 |
奈良時代の養老年間に発見された歴史ある温泉で、当時は1日約7,000千石(1分約900リットル)もの熱湯が湧き、湯滝となって海に流れ込んでいたという。
道後温泉、有馬温泉と共に日本三大古泉に数えられる。 |
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走り湯入口と坑道 |
奥行き約5m。湯けむりで中ははっきりとは見えない。 |
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熱海の地名に由来する場所 |
このお湯の吹き出る様が、走り出るように横に流れることから「走り湯」の名がある。 そして「熱い海」という事で、「熱海」の名前が付いたといわれている。 |
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伊豆山神社と関わる霊湯 |
このお湯は古くから霊湯とされ、火山や温泉への自然信仰・伊豆山神社と深い関わりをもち、「走り湯権現」とも呼ばれている。 |
伊豆に流された源頼朝は、伊豆山神社と共に走り湯を厚く信奉した。 明治時代になると皇室の御料温泉になり、伊豆山温泉の源泉として使用された。 |
しかし周辺で乱掘が続いたためか、1964(昭和39年)年に一旦枯渇してしまう。 その後の採掘で、1970(昭和45)年に見事復活を果たした。 |
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