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2023.1.27更新 耶馬渓・青の洞門
慈悲の心貫いた 手彫りトンネル
耶馬渓「青の洞門」大分県中津市本耶馬渓町
禅海和尚が自力で掘り始め、30年余かけ1764(明和元)年に貫通した手彫りトンネル。競秀峰の断崖が山国川に迫り、命を落とす人もいた難所を解消した。全長約342m、うちトンネル部分は約144m。青の洞門の名は、大字 青の地名に由来。
第1期工事落成以降に通行料を徴収した「日本初の有料道路」でもある。明治になり車両用に拡張、現在は車が片側交互通行できる。原型は失われたが、横には当時の手掘りトンネルが一部残り、明かり採り窓やノミ跡などもわかる。
1919(大正8)年に禅海和尚の話を元にした菊池寛「恩讐の彼方に」が発表され有名に、教科書にも掲載された。禅海和尚が使用したノミや槌は、羅漢寺の禅海堂で展示されている。


PHOTO 小島夏樹 他
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青の洞門(中津耶馬渓観光協会) 青の洞門


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