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2015.11.8更新 野生馬に北限ソテツ 絶景の灯台 PHOTO 近藤美里 他
「都井岬」 宮崎県串間市
宮崎県最南端。標高およそ300mの台地が続き、御崎馬とよばれる野生馬の群れが生息。志布志湾、大隈半島などの雄大な風景を背景に、馬を観察できる。都井岬灯台は標高240mから海の安全を見守る。岬南側には御崎神社が鎮座し、北限のソテツ自生地が広がる。都井岬ビジターセンター(馬の館)や宿泊施設なども整っている。
開放的な野生馬の生息地
都井岬の野生馬は「御崎馬(みさきうま・岬馬)」と呼ばれている。江戸時代に高鍋藩が軍馬の生産のために放ったとこがきっかけ。淘汰されながら、自然環境に適応していった。
約460haの広大な場所で生き生きと暮らしている。
自然の中に生きている日本特有の家畜で、国の天然記念物。
気持ち良さそうにお昼寝。
草原に群れる御崎馬。
都井岬ビジターセンター(うまの館)
岬のジオラマや馬の視界模型、人と馬の歴史・食物連鎖の展示、120インチシアターなどがある。
都井岬灯台と御崎馬
道路のすぐ横で誕生
都井岬灯台
海面から灯火まで256mの高所にあり、広く海を見渡せる。
灯台手前には「都井岬灯台資料展示室」が設けられている。
灯台は1929(昭和4)年に完成。
1944(昭和19)年に東洋一の光度を持ったが翌年空襲で大破。
さらに5年後、台風災害でまた灯籠が大破。翌1951(昭和26)年にコンクリート灯塔だけで復旧した。
灯塔から陸屋根に出ることができる設計で、九州で唯一の参観可能な灯台。
眼下から広がる太平洋の大海原を、高所から見渡すことができる。
海の青さやソテツの自生など、南国ムードにつつまれている。
北限ソテツ自生地
岬南側のく断崖中腹に、航海安全で信仰される御崎神社が鎮座。
境内と周辺には約3000本もの北限のソテツ自生地が広がる。
都井岬のソテツ自生地として国の特別天然記念物。
場所は離れるが、都井岬観光ホテル前の広場に「昭和天皇御製の碑」がある。
「都井岬の 丘のかたへに 蘇鉄見ゆ ここは自生地の 北限にして」

現地の看板

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